1. 鳥居・参道Torii・Sandoi

 

 

 鳥居は 人間界と神域との境界(結界)とされています。

神社を訪れ、神域へ入るにあたり、その入口である鳥居の前にて揖(ゆう:軽い一礼)をしてから、鳥居をくぐります。

 


この地上にある道は、その多くが人のために造られたものですが、ここ神社の中の参道だけは違うということを覚えておきましょう。参道の中央は神様の通り道とされていますので、人はそれを避けて 参道の右端か左端のどちらかを歩くようにします。

また、拝殿や本殿に続く参道を横切る時は、軽く頭を下げた状態(礼をしたまま)で 横切りるようにします。

 

< 本殿に至るまでに4つの鳥居があります。 >

 

一の鳥居:宇迦橋(うがばし)
 石製(コンクリート製)

二の鳥居:勢溜(せいだまり)
 鉄製

三の鳥居:松の参道
 鉄製

四の鳥居:拝殿前
 銅製

 

一の鳥居は車に乗ったまま潜ることになりがちなので、出雲大社に参拝に訪れる多くの方は、 勢溜(せいだまり)にある二の鳥居から参道に入られることになるでしょう。


参道は、全国的にも珍しい下り参道となっていて、樹齢数百年といわれる松が四列に並んでいる特徴的な広い参道です。中央は神様の通り道となりますので、両側が人が通る参道となります。

参道に入ってすぐのところに小さな「祓社(はらえどのやしろ)」があります。 ここには、祓戸四柱神(はらえどよはしらのかみ)が祀られています。

 

それぞれ、滝や河など水や風を司る神々です。これら四柱の神々が力を合わせて、参拝者ご本人も
気が付かないような小さな穢れまで祓って下さるとされています。

 

**** 神社を訪れる身だしなみについて ****

 

常識の範囲内でかまいませんので、見苦しくなく、できれば過度に派手なものは避けて、清潔であればよいと思います。特に軽装になりがちな夏場ですが、サンダルやミニスカート、バミューダパンツ姿は控えたほうがよいと思います。

また、正式参拝(拝殿や神楽殿での祈祷を受けるもの)を希望されます方は、スーツ程度の服装が求められるようです。あまりにも身だしなみがそぐわない場合、正式参拝を受けることができない場合もあるようですので、ご注意下さい。

 

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