1. 本殿Honden
美しい大社造りの本殿であり、出雲大社と同じ建築様式です。 祭神は出雲大社の大国主之命(オオクニヌシノミコト)の父君で あられ、多くの神話にも登場する荒ぶる神として有名な素盞鳴尊 (スサノオノミコト)とその妻の稲田姫命(イナダヒメノミコト)です。
八尾の大蛇(ヤマタノオロチ)を倒した素盞鳴尊は、闘いの間、この地に櫛稲田姫をかくまって守り、その後、約束通り稲田姫の 御両親の足名椎(アシナズチ)と手名椎(テナズチ)の御祝福を受け正式な結婚をして新居を構えたと伝えられています。
その後、この地に宮造りをされて、縁結び、家庭和合、子孫繁栄、安産、災厄除、和歌などの文芸、そしてまた美容の御神として この国の人々の繁栄と和合にその大いなる力を尽くされました。
やがて、八島武士奴美(ヤシマジヌミ)の神がお生まれになり、そして五代目の天の冬衣(アメノフユギヌ)の神と刺国若姫(サシクニワカヒメ)との間に大国主之命(オオクニヌシノミコト)が御生まれになります。そして、大国主之命は出雲大社の御祭神となるのです。