4. 国曳きKunihiki
八束水臣津野命(ヤツカミズオミツヌノミコト)は、「出雲の国はまだ巾も狭く未完成である。私が国の足りないところを作り足してつぎ合わせよう。」と国引きを決意されます。
巾広く大きい鋤(すき)を取って「国来(くにこ)、国来(くにこ)」と呼びながら朝鮮半島の新羅から 大社町付近を佐伎の国から、宍道湖北側付近を農波の国から、島根町付近を越国の珠洲から、美保崎付近をそれぞれ引き寄せ継ぎ合わせ、「これで完成」と、意宇(おう)というところ杖を立てられたと言われています。
その時使われた綱は長浜、そうして引いて来た国を動かないように継ぎ止められた杭が三瓶山(佐比売山)であるといわれます。 この神話は、出雲風土記に書かれています。
八束水臣津野命(ヤツカミズオミツヌノミコト)は長浜神社の 祭神として祭られています。