6. 大国主之命Ohkuninushi

 

 

 

素戔嗚尊(スサノオノミコト)の子であり、出雲大社の祭神。波の彼方より天乃羅摩船(アメノカガミノフネ)に乗って来訪した 少彦名(スクナビコナ)の協力を得て、葦原中津国(あしはらのなかつくに=地上世界)を造り上げます。

しかし、大国主之命(オオクニヌシノミコト)は、高天ヶ原(たかまがはら)の天照大神(アマテラスオオミカミ)から、治めていた葦原中津国 (あしはらのなかつくに)を譲るようにと言われます。

大国主之命は、壮大な神殿(出雲大社)を建てることを条件に次の様に答えたとされています。

 



 




そして、ここで述べられている” 幽事(かくれたること) ”こそ、世の人々の目には見えない 全ての縁や運命をつかさどることであり、この世に現れる全ての理(ことわり)を司り、動かす役目を 担うこととなったのです。

また、「因幡の白兎」を始め、日本にある数多くの神話に登場し、数多くの逸話を持つ神でもあります。

大国主之命を祭神とする神社は日本全国に存在し、多くの名で呼ばれています。


大国主之命 (オオクニヌシノミコト)
大物主命 (オオモノヌシノミコト)
大己貴命  (オオナムチノミコト)
大穴牟遅神 (オオナムチノカミ)
八千矛神  (ヤチホコノカミ)
葦原色許男命 (アシハラシコオノミコト)
宇都志国玉命 (ウツシクニタマノミコト)
大国魂命  (オオクニタマノミコト)


さらに、縁結びの神というだけににとどまらず、商業の神、国土経営の 神、農耕の神、医療の神、幽冥の神としても古くから多くの崇拝を 受けています。

また、「大国主之神が結ぶ縁とは、人々の縁のみではなく、この世のいっさいの縁に由来するものを統率する役割を担っている」とされでいます。

 

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