8. 天照大神Amaterasuohmikami
最 高 神 日の神Natural crystal storn

中央:天照大神(アマテラスオオミカミ)
【 三代豊国 岩戸神楽之起顕」神奈川県立博物館蔵 】
高天ヶ原(たかまがはら)へ姉の天照大神(アマテラスオオミカミ)を訪ねてきた 弟である素盞鳴尊(スサノオノミコト)が、高天ヶ原で暴れまわったので、 天照大神は怒って天の岩屋に戸を閉めてこもってしまい世界は暗闇の世界になってしまいます。
そこで神々は一計を案じ、鏡と勾玉(まがたま)を作り、岩戸の前に置き、 周りにたくさんのかがり火を焚き明るくして、天宇受売命 (アマノウズメノミコト:女神)が 笛や琴の音に合わせてあらわな かっこうで踊りだしたのです。
岩戸の前は高天ヶ原始まって以来のにぎやかさとなりました。 これを岩戸の中で聞いていた 天照大神は、自分がいないのに どうしてこんなににぎやかなのだろうかと不審に思い、 岩戸を少し開けて外の様子をうかがおうとしたところ鏡にその姿が映り世界が 明るくなりました。
そのときを逃さず力自慢の天手力男命(アメノタジカラオノミコト)が岩戸をこじ開けたので
再び世界に光が戻ったのです。
そして、 素盞鳴尊(スサノオノミコト)は、高天ヶ原から追放されることになりました。