4. 十九社Jyukyusha
東十九社
西十九社
一般的に「神無月(かんなずき)」として知られる10月は、出雲においては「神在月(かみありずき)」となり、そこで催される神在祭(かみありさい)(旧暦の10月11日より17日まで)
の間、全国各地から八百万の神々が集い来て、「神議り(かむばかり)」が行われ、この国の諸般の事々を始め、人々の縁結びや国造りの会議を催すのに集い来る神々の宿所として、この十九社があります。
端垣外の、東西に対象位置に一棟ずつある建物であり、それぞれの棟の扉が19ずつあることから
十九社と呼ばれています。神在祭の期間は、これらの扉が全て開けられます。
(19社の名の意味することは、最初の数字である1から最後の9までを持つことにより、全ての数の意となり、八百万(やおよろず)の神々をお迎えすることのできる社の意となります。)
建築様式は流造りと呼ばれるもので、現在の十九社は東が1748年、西が1744年に再建されたものです。