6.摂社、末社Sessha・Massha
出雲大社には、8つの境内摂社、3つの境内末社、そして、9つの境外摂社、3つの境外末社の 合計23の摂社・末社があります。これら摂社・末社のそれぞれ重要な役割があります。
他の地では「神無月」となる旧暦11月、出雲の地では「神在月」となる出雲で、その名も『神在祭』が催され、日本全国の八百万(やおよろず)の神々がここ出雲に集い来りて全ての人々の様々な” 縁結び ”が行われると云われていますが、その縁結びの会議が行われるのは出雲大社本殿ではなく、「上宮」と呼ばれるお社です。出雲大社本殿は、あくまでも大国主之命の鎮まる場所なのです。
また、「神在祭」に訪れた神々が縁結びの会議の間に宿泊されるのが、境内内にあります東十九社と西十九社です。
境内摂社・末社 | 御祭神 |
御向社(みむかいのやしろ) | 須勢理比売命(すせりひめのみこと) |
天前社(あまさきのやしろ) | 蚶貝比売命(きさがいひめのみこと) |
蛤貝比売命(うむがいひめのみこと) | |
筑紫社(つくしのやしろ) | 多紀理比売命(たぎりひめのみこと) |
素鷲社(そがのやしろ) | 素戔鳴尊(すさのおのみこと) |
氏社(うじのやしろ)北 | 天穂日命(あめのほひのみこと) |
氏社(うじのやしろ)南 | 宮向宿祢(みやむきのすくね) |
門神社(みかどのかみのやしろ)東 | 宇治神(うぢのかみ) |
門神社(みかどのかみのやしろ)西 | 久多美神(くたみのかみ)) |
釜社(かまのやしろ) | 宇迦之魂神(うかのみたまのかみ) |
十九社(じゅうきゅうしゃ)東・西 | 八百萬神(やおよろずのかみ) |
祓社(はらえのやしろ) | 祓戸四柱神(はらえどよはしらのかみ) |
野見宿禰神社 | 野見宿禰命 |
・ 素鷲社(そがのやしろ)は大国主の父とされる、素戔鳴尊を祀られています。大国主之命を見守るように本殿の背後の一段高い所にあります。
・ 釜社(かまのやしろ)の宇迦之魂神は稲荷神社の祭神であり、伊勢神宮外宮の豊受大神の別の名ともいわれています。
境外摂社・末社 | 御祭神 |
命主社(いのちぬしのやしろ) | 産巣日大神(かみむすひのおおかみ) |
乙見社(おとみのやしろ) | 高比売命(たかひめのみこと) |
三歳社(みとせのやしろ) | 高比売命(たかひめのみこと) |
事代主神(ことしろぬしのかみ) | |
御年神(みとしのかみ) | |
上宮(かみのみや) | 素戔鳴尊(すさのおのみこと) |
八百萬神(やおよろづのかみ) | |
出雲路社(いずもじのやしろ) | 岐神(くなどのかみ) |
因佐神社(いなさのかみのやしろ) | 建御雷神(たけみかづちのかみ) |
湊社(みなとのやしろ) | 建御雷神(たけみかづちのかみ) |
下宮(しものみや) | 天照大御神(あまてらすおおみかみ) |
大歳社(おおとしのやしろ) | 大歳神(おおとしのかみ) |
阿式社(あじきのやしろ) | 味耜高彦根神(あぢすきたかひこねのかみ) |
大穴持那西波岐神社 | 稲背脛命(いなせはぎのみこと) |